泉質で変わる温泉の効果

日本には昔から温泉の文化があります。

温泉がキライという方はまずいないといっていいでしょう。

子供から大人まで、
みんなに気に入られています。

今も昔も温泉といえば、
「湯治場」として有名です。

体に負った傷を癒したり、
内臓疾患にも効果があります。

そして、
温泉場があればその数だけ治療法も変わってきます。

それほど温泉の泉質による効果は様々なんです。

・二酸化炭素泉（炭酸泉）　

　こちらの温泉は、
　炭酸ガスの気泡が肌にまとわりつく泡の湯です。
　高血圧や動脈硬化更年期障害に効きます。

・炭酸水素塩泉（重曹泉、重炭酸土類泉）

　こちらの温泉は、
　肌がなめらかになるのが特徴です。
　痛風や糖尿病、慢性皮膚病に効きます。

・塩化物泉（食塩泉）

　こちらの温泉は高齢者向けの温泉。
　関節痛や冷え性、婦人病。
　そして病後回復によいとされています。

・硫酸塩泉（石膏泉・芒硝泉・苦味泉）

　動脈硬化の予防に向いている温泉です。
　他には便秘や痛風にも効きます。

・鉄泉（含鉄・銅泉）

　元は無色透明の温泉ですが、
　空気に触れると褐色になる特徴を持っています。
　慢性消化器病や更年期障害、慢性の皮膚病に効きます。

・硫黄泉（硫化水素泉）

　硫化水素ガスの匂いが特有の温泉。
　とても刺激が強い泉質を持っています。
　高血圧や動脈硬化に効きます。

・酸性泉（明ばん泉）

　肌にしみる強い刺激を持っています。
　慢性皮膚病や慢性婦人病に効きます。
　温泉からあがる時には真湯で流します。

・放射能泉

　尿酸を尿から出すので尿から出してくれるので、
　痛風の湯とも言われています。

・単純温泉

　最も利用されるのが多い泉質の湯。
　成分も薄く刺激が弱い事で大衆に好まれます。
　高齢者にもやさしく、
　病後回復期の静養や骨折、外傷の療養に最適です。

以上のように温泉といっても、
泉質でいろいろな効果があるんです。

自分の体調や目的に合った泉質を選べれば、
体は回復に向かいます。